あなたは「キャッシングとカードローンの違いは?」という質問に答えられますか?
キャッシングとカードローンは異なっていると言える
これ、なかなか答えにくい質問ですよね。そのあたりをわかりやすく解説します。まず、違いについて触れる前に、共通点について触れておきましょう。どちらも、「カードを使ってATMなどからお金を引き出す形でお金を借りる」ことです。おそらく、この共通点があるために、混乱している人も多いのではないかと思います。
その共通点を踏まえたうえで、違いについて説明しましょう。キャッシングについてですが、通常は、ショッピング機能もついたカードに付帯しているお金を借りる機能のことを指すことが多いです。つまり、普通に買い物にも使えるカードを使ってお金を借りる、いうことです。ショッピング機能のついているカードの明細書を見ると、「キャッシング利用可能額」という名目で金額が書いてあることが多いでしょう。
それがキャッシング機能で借りることができるお金の上限額です。そして、借りたお金は翌月一括払いか、リボルビング払いという払い方のいずれかで返していくことになります。一方、カードローンについてですが、カードローンで使うカードにはショッピング機能がついていることはあまりありません。ごくたまについているカードもありますが、基本的にはついていないと思っていたほうがいいでしょう。
(⇒借りたお金の一括返済がもたらす結果とは?)
つまり、お金を借りるためだけのカードを使ってお金を借りる、ということです。そして、借りたお金は分割払いか、リボルビング払いなどの払い方で返していくことになります。金額の多寡にもよりますが、翌月一括払いということはあまりないです。今までの話をまとめると、①ショッピング機能がついたカードを使うのか、②どうやってお金を返していくのかという点でキャッシングとカードローンは異なっていると言えるでしょう。
カードローンとキャッシングの違いとは?ショッピング機能の有無
お金を借りることについては違いが見られないカードローンとキャッシングですが、どちらも同じものだと考えている人はわりと多いものです。
カードローンとキャッシングの違いは、一番明確なところであると、返済方法が異なる部分になります。カードローンの場合は分割払いやリボルビング払いといったものが主な返済方法になりますが、一方のキャッシングは一括払いで返済することが殆どです。
カードローンは融資額の幅の広さ、サービスの種類の多さなどに特徴があります。サービスを提供する会社によっては、アルバイトやパート勤めの主婦や年金受給者でも申し込めるものがあったりと、利用者の層の厚さも注目すべき点でしょう。(参考ページはこちら→仕事に関係無く借りられるカードローンの強み)
少し高価な買い物をする時に便利なショッピング機能が付いたものも多くあり、月々の返済額に負担がかかりにくいのが、カードローンの魅力ともいえます。
キャッシングは一括の返済が殆どであるものの、申し込んだ後に融資されるまでの時間が短く、急にお金が必要になった場合にたいへん便利です。
そのような特徴もあってか、キャッシングのみの融資の場合はショッピング機能が付いたものは、まず見受けられません。ショッピング機能を利用したいのであれば、カードローン・クレジットカードを申し込み時に希望すれば、キャッシング機能を付けることもできますので、そのようなサービスの幅が広いカードを選ぶようにしてください。
このように、カードローン・クレジットカードにしても、現在ではキャッシング機能付きのものが珍しくなく、どれを選んでも内容に変化が見られないものが殆どです。
大雑把に一括で返済できるのか、リボルビング払いの方のがよいのか、金利がどの程度かかるのかを、お金の利用目的を考えて、一番理想的なサービスを受けられるのが賢い選び方といえるでしょう。(参考ページはこちら→リボ払いによる返済を選ぶとどうなる?)
どの方法を選んだとしても、余裕を持って返済できる分だけお金を借りるようにしてください。欲しいものがあっても我慢して貯金をする努力も選択肢の中に入れるようにしましょう。
【参考ページ】
カードローンとキャッシングの違いを把握するには